2021年11月、私たちは再び、ミュンヘンの日本企業のために、特別な幕の内弁当 à la SUSHIYA sansaroを用意する機会を得ました。日本企業が重要な商談の際に、何度も私たちに料理を任せてくださることは、私たちにとって大きな喜びです。
シェフはこの日のために何を提供できるか、とても慎重に考えました。大切な会議を中断することなく、簡単に口に入れることができる小さな一口でなければなりません。同時に、シェフは料理の装飾性と彩りを大切にしており、お客様にも美しいビジュアルを提供しています。お弁当箱を開けたときのワクワク感は、単純に楽しい気分にさせてくれます。厳選された食材をさまざまな方法で精製し、豊かな味わいをお楽しみいただけます。塩味や酸味のあるものもあれば、日本料理特有のほのかな甘みや、日本の代表的な魚の出汁「ダシ」をベースにしたものもあります。肉、魚、野菜を使った料理は、バランスのとれた素晴らしい食事です。
豚バラ肉を数時間煮込み、脂のほんのりとした甘みを加え、さらにマグロを塩麹に漬け込み、全体を焼き上げました。ミントで味付けしたメンチカツにパン粉を付けて揚げました。特製のムール貝の出汁で炊き上げたご飯と一緒にどうぞ。そのほかにも、日本料理の三味線や名物料理で全体を締めくくる。
このような特別注文は、日本料理の新しい側面や可能性をお客様に伝え続けるための良い機会となります。
私たちは、プライベートなイベントや企業のイベントなど、高品質で細部にまでこだわった本物志向の特別な食事をご用意しています。残念ながら企画の手間は増えてしまいますが、日本料理やシェフの経験や幅広さに触れていただければ幸いです。
先日、在ミュンヘンの日系企業様から再度ご注文頂き、Sansaro特製の幕の内弁当をご用意致しました。大切なビジネスシーンにおいて、私共の料理を再びお選びくださった事は何よりも光栄な事でございます。
このような機会には、弁当には料理人の様々な思いが込められております。
スムーズに口に運べるサイズのお料理は重要なご会合の邪魔になりません。お弁当の蓋を開けて皆様がほっと和んでいただけるような盛り付けや食材の色合いにも心を配ります。塩気や酸味の効いた物、和食独特のほのかな甘味を感じていただける物、お出汁がじっくり沁みた物などなど、バラエティに富んだお料理をお楽しみ頂けるよう、細部にまで職人の技を活かします。もちろんお肉やお魚に豊富な野菜も入っており栄養にバランスも抜群です。
脂身の甘味が口いっぱいに広がる数時間煮込んだ豚の角煮、塩麹でマリネしたふっくらと焼き上げた鮭、相挽き肉の旨味をパン粉で閉じ込めたメンチカツとアサリの出汁が香る炊き込みご飯、そして数種類の副菜も一つ一つ手間暇かけて作り上げました。
また、特別注文のお料理は、私共にとりましてもSansaroの新しい一面と可能性をお客様に感じていただける大変貴重なチャンスでもあります。
今後、お客様の大切なひと時にSansaroのお料理をお選びいただけるよう、私たちは日々精進して参ります。